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薬剤師 質、数の充実目指して 各団体が新たな取り組み

勉強会や学生向けツアー 仙台圏集中の解消に

元エージェントのチェックポイント

薬剤師の教育支援のニュースです

石巻地方では現在、薬剤師の数と質の充実に向けた動きが進んでいる。県・石巻薬剤師会は薬学生たちに地域医療に関心を寄せてもらおうと、被災地域を巡るツアーを継続的に実施。一方、質の面では薬剤師自らの企画で、所属を問わず参加できる勉強会も昨年12月に初開催された。今後も定期的に実施し、圏域全体の薬剤師の知識の底上げを図る。薬剤師の質・数の向上が相互に影響し、住民の健康的な生活環境に結びつくことが期待される。

 厚生労働省の調査によると、平成26年12月末時点での人口10万人に対する薬剤師は全国値が226.7人。仙台医療圏は250.9人で全国値を上回る一方、石巻・登米・気仙沼医療圏は138.6人と大きく下回っている。仙台圏への集中は給与水準の違いなどが影響しているという。

 こうした課題の解消のため、県薬剤師会は震災を経た地域医療の現場で働く意義を知ってもらおうと、薬学生向け「被災地医療修学ツアー」を継続的に開催。石巻薬剤師会も協力し、11月に石巻圏域で実施したツアーには約30人が参加した。

 ツアーコースのうち、女川町地域医療センターでは齋藤充センター長が、被災直後の救護活動や、震災を通して多職種連携が進んだ現状などを伝えた。このほか、県薬剤師会が開発した災害時の医薬品共有用車両「モバイルファーマシー」の見学などもあり、学生たちが興味を寄せていた。

 石巻高卒で東北医科薬科大学5年生の菅井悠希さんは「地域医療の中で学べることもあると実感した。薬剤師の人手が足りない地域で仕事をするイメージも沸いた」と話していた。

◆つながり構築も目標に

 一方、石巻圏域全体の薬剤師の質の向上のため、「石巻地域薬剤師研究会」が昨年8月に発足した。

 これまで薬剤師の勉強会は、病院や専門科などで参集範囲が区切られており、圏域内でも知識量に差が生じていた。そこで所属に関係なく参加できる勉強会を開いていこうと、石巻赤十字病院が中心となって立ち上げたのが同研究会だ。

 勉強会で取り上げるテーマは薬剤師自身が現場で必要とするもの。「修飾核酸の分析と未来 抗がん薬から新規腎機能マーカーまで」をテーマにした第1回研修会には約40人が参加した。

 研究会の設立に伴い幹事(世話人)会も立ち上げた。代表の佐賀利英石巻赤十字病院薬剤部長は、「薬剤師が担う役割は幅広い。薬剤師による薬剤師のための研修を行う。知識を深めながら横のつながりを構築し、輪を広げていく」と話していた。

 研究会では今後、県内医療機関の情報共有ネットワーク「MMWIN」と連携し、サービスの均一化にも並行し取り組んでいく。

詳しくはこちら 出典:石巻日日新聞

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